ホーム > NEWS > 埋もれた音楽史を探求する稀有な個性を聴く ピアニスト金澤攝 ヒストリカル・コンサート 「ショパンと親友たち」
(2013年11月 6日更新)
■金澤攝(かなざわ・をさむ)
1959年、石川県金沢市生まれ。作曲家、ピアニスト、音楽史研究家。3歳からピアノと作曲を始め、中学卒業後フランスへ。3年間をパリで学ぶ。’78年帰国。同年ヒンデミットピアノ全曲集をレコーディング(オーディオ・ラボ)。以後、作曲とともに、ピアニストとして埋もれた名曲の探求を指針とした活動を始める。’79年第7回ラ・ロシェル(メシアン)国際コンクール第2位(1位なし)、’85年第1回現代音楽コンクール審査委員長(園田高弘)奨励賞、’91年村松賞大賞、金沢市文化活動賞ほかを受賞。現在500名を超える作曲家の調査・演奏に携わる。’89年より、アルカン選集をはじめとするCDをリリース。管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲を中心に100以上の自作曲がある。
■鷲野彰子(わしの・あきこ)
大阪教育大学教育学部教養学科芸術専攻音楽コース卒業後、ニューヨーク州立大学パーチェス・カレッジ大学院修了。オランダ王立デン・ハーグ音楽院フォルテピアノ科卒業。ピアノ科・室内学科修了。現在、福岡県立大学人間社会学部講師。19世紀初期にウィーンで活躍したふたりの作曲家の作品を弾き比べた演奏会『シューベルトとヴォジーシェク』や、クラヴィコードとピアノを弾き比べると同時に、ラヴェルの『クープランの墓』から数曲をクラヴィコードで弾くという試みに挑戦した「クラヴィコードand/or ピアノ」など、ユニークな視点を持つ演奏会を行っている。